仕事を知る
救命救急科の診療体制
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どんな状況下でも決して諦めない、国内最高水準の救命救急医療を24時間提供
救命救急科では救急専門医はもちろん、外傷外科、整形外科、消化器外科、腎臓内科など各分野のスペシャリストも在籍しており初期診療から専門的治療が提供可能です。集中治療管理が必要な内科疾患はもちろんのこと「集中治療が必要な外傷外科、救急外科」を専門的に扱うAcute care surgery(ACS)部門を有します。
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他診療科との連携
当院は脳卒中センター、心臓病センター、がんセンターを有し、センター内の各診療科と連携し救急患者さんに対し、状況に応じた必要な治療を行います。また、救命救急科での初期診療、集中治療後に専門的治療を要する患者さんに対し、円滑に高度な専門医療を提供するこることができます。
研修プログラム
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埼玉医科大学国際医療センター
救急科専門医研修プログラム- ①高い臨床能力
- 豊富な症例と日々向き合い、様々な状況に合わせた対応を可能とする高い臨床能力を習得します。
- ②豊富な院外研修
- 病院前救急医療、災害医療研修、トレーニングコース等の院外研修も豊富であり、様々な場面で活かせる知識・技能を習得します。
- ③研究活動
- 臨床のみでなく、研究活動も行い学会報告、論文作成を通して医学発展・学問研究に寄与します。
講習 / セミナー
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BLS(basic life support)講習会
BLSなくしてALS(advanced life support)はありません。BLSは、すべての人に必須の手技であり、その普及は誰かの未来を変えると言えます。
その考えのもと、2004年4月から埼玉医科大学スキルスラボを会場として当科髙平修二准教授、大谷義孝講師、救急救命士、そして埼玉医科大学病院の麻酔科など各領域のスタッフで病院職員および近隣地域の医療従事者を対象に2病院で毎週BLS講習会を開催しています。
約16年間で1500回以上の講習会を開催し述べ1万2千人以上に指導してきました。医療従事者のBLS講習会としては日本有数の開催数と開催実績を誇ります。「学びたいときに学べる環境」をモットーに、積極的に近隣医療機関や消防に輪を広げ、「あそこに行けば講習会をやっている」そんな環境を同志と創ってきました。
2011年10月から日本救急医学会認定コースとしてのBLSコースの講習会の状況です。国際医療センター開催 BLS講習会受講状況
開催回数 受講人数 2017年度 54回 1049人 2018年度 54回 926人 2019年度 66回 1075人 計 174回 3050人
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カンボジアでの救急医療支援活動
世界遺産「アンコールワット」がある国として有名なカンボジア王国で、髙平准教授を中心として医師や救急救命士、こうのす共生病院(https://kouaikai.jp/)やNPO法人共生フォーラム(https://tomoniikiru.or.jp/)のスタッフと共に医療支援を開始しました。
現地における活動としては、日本カンボジア友好記念アンコール共生病院(Angkor-Japan Friendship International Hospital)を拠点として、BLSや現地医師や医療スタッフに対する気管挿管の実技指導や外傷に対する病院前救護処置を指導しました。
また高平准教授は2018年3月25日にアンコール大学でDean of Faculty of Public Health に就任し、定期的に学生向け講義を行っています。さらに2018年10月からは現地のホテルスタッフに対するBLS講習会も不定期で開催しています。
発展途上国の医療体制は、私たちの想像を超えて脆弱です。救急医療を通して行う社会貢献活動は、若い先生にとっても良い経験になると思います。我々は国際的は視野を持ちながら、医療に取り組むことができるように広くスタッフを募集しています。
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JPTEC(Japan Prehospital Trauma Evaluation and Care)コース
すべての病院前救護にかかわる人々が習得すべき知識と体得すべき技能が盛り込まれたコースであり当院では埼玉西部消防局や他の消防機関の協力のもと、JPTEC関東代表の根本学教授を中心に年に2回「奥武蔵JPTECコース」として開催している。
過去3年間の「奥武蔵JPTECコース」開催状況
年月 コース名 受講者 指導者 2017年1月 プロバイダー/更新 58 69 2017年7月 インストラクター 24 28 2017年7月 プロバイダー/更新 59 114 2018年1月 更新コース 12 14 2018年2月 プロバイダー 68 32 2018年7月 プロバイダー/更新 59 98 2018年7月 インストラクター 26 41 2019年1月 更新コース 15 10 2019年2月 プロバイダー/更新 42 96 2019年7月 プロバイダー 36 85 合計 399 582
福利厚生
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・住宅手当、通勤手当(本学規定による)
・学会参加費、交通費、宿泊費の補助。(本学・医局規定による)
・セミナー、講習会参加費補助(医局規定による)
・産休・育休取得率 100%
・年金保険、医療保険加入
・日本私立学校振興・共済事業団加入
・労働者災害補償保険加入
・雇用保険加入
・医師賠償責任保険:個人加入(義務)
・病院内保育施設「託児所あすなろ」あり
・専用机(LAN配線)、個人ロッカー、書庫あり
・ユニホーム、白衣貸与(クリーニングは病院負担)
・慶弔慰見舞金支給
・埼玉西武ライオンズ野球観戦チケット優待あり
・救急勤務医支援事業費補助金あり
・埼玉県後期研修医研修資金制度あり(専攻医・後期研修医のみ)
電話とLINEからも採用の相談、応募を受け付けております。
- 受付時間:24時間対応
- ※緊急の対応で出れない場合もございます。
- ※診療に関する相談等のお問い合わせは受け付けておりません。