埼玉医科大学国際医療センター 採用サイト 救命救急科

救命救急科 一児の母 足立 智子

医師になって、結婚して、母になって

救命救急科 一児の母
足立 智子
TOMOKO ADACHI

2012年埼玉医科大学を卒業。初期臨床研修を修了後、1年6か月の小児医療を経験したのち2015年埼玉医科大学国際し医療センター救命救急科へ入局。卒後8年目に出産し、母となり、1年の育休を経て、復職し現在に至る。

小児科医? 内科医? 救急医?

私は『子どもだから診られません、大人だから診られません、外傷だから診られません』なんて言いたくないなという思いがありました。広く浅い知識をフル活用して対応し、必要があれば専門家に繋げられるように、日本全国どんな田舎や離島にとばされても医師として働けるようになりたかったのです。そのため、初期研修終了後に他院の小児科で1年6か月ほど研修し、医師5年目で救命科に入局しました。その後、医師8年目(救命に入局して4年目が始まる頃)に妊娠して娘を出産、1年の育休を経て復帰しています。

仕事と家庭と

私は救命救急科での妊娠・出産の経験者としては2人目になります。 『まだ2人しかいないのか』と思われてしまうかもしれませんが、『まだ2人しかいないからこそ、医局に慣例がない』のです。妊娠の経過や体調、復帰してからの家庭環境は人それぞれです。上司や同僚に働き方について相談しやすく理解がある上に、もともと救命救急科には二交代制、定期外来なし、病棟はチーム制という特徴があります。その環境のおかげで様々な働き方を模索することができています。
例えば私の場合は、妊娠経過がとても順調だったので妊娠30週まで当直ができましたが、以前にはつわりがひどくて妊娠初期から当直免除になった先生もいます。また、復帰後は当初は救急外来業務が中心でしたが、数か月して育児をしながらの生活に慣れてきたらチームに入って患者さんを受け持つようになりました。当直については、復帰から9か月が経過した現在も免除していただいており、娘がもう少し大きくなったら再開したいと思っています。
また、同僚の男性医師や研修医でも、子供の発熱での急な欠勤はもちろん、運動会や発表会で休みを申請している素敵なパパたちがたくさん働いています。ちょっと日焼けして出勤してきたり、『すみません、こどもの調子悪いんで早めに帰らせてください』なんて会話が医局で聞こえてきたりすると、他の御家庭の事ながら、うんうんと微笑ましく思います。

どんな風に働こう?どんな風に働けるだろう?

結婚や妊娠・出産は女医さんにとっていつ訪れるか、あるか否かもわからないイベントです。試験や仕事みたいにある程度の道筋や日程が予測できて、頑張ったら自分が望む結果に結びつくものでもないし、自分にとっても医局にとっても最大の不確定要素だと思います。経過も事情もそれぞれ違い、でも男性だって、長い人生の中では育児や病気や介護で休まなきゃいけない事態がきっとあります。働くときに職場の理解とサポートが必要な時期は、たぶん男女問わず誰にでもあって、救命救急科はそういった不確定要素を理解して助け合える職場だと感じています。
『仕事をしながら家庭も・・・うーん、両立できるのか?』なんて不安に思っている未来のママに、『今の時代は家事も育児もやるのが当然でしょ!』と考えている素敵なパパに。あくまでも私個人のお話ですが、私なりの結論です。
もしあなたが救命救急科で働いていて、子供を産みたい・育てたいと思うことがあれば、大丈夫です。何とかなりますよ。ぜひ一緒に働きましょう!

電話とLINEからも採用の相談、応募を受け付けております。

受付時間:24時間対応
※緊急の対応で出れない場合もございます。
※診療に関する相談等のお問い合わせは受け付けておりません。
電話からのお問い合わせ 070-1799-4275
LINEからのお問い合わせ LINEで相談

友達登録をすると、LINEからも採用・見学の相談ができます。