2002年4月、埼玉医科大学整形外科教室へ入局。研修医終了後、秩父市立病院、朝霞台中央総合病院に勤務し一般整形外科を習得。2007年4月、spine research fellowとして米国St. Joseph Medical Centerへ留学。2009年7月、Whitecloud Award Best Basic Science Paper受賞。帰国後は朝霞台中央総合病院で脊椎外科・外傷外科を中心に臨床経験を積み重ねた。2012年4月に埼玉医科大学国際医療センター救命救急科へ所属し、外傷整形外科を中心に担当。2019年7月に同講師に昇格し、現在に至る。
外傷整形外科医としての役割
外傷患者の初期治療/手術治療/術後管理/リハビリテーション/外来診療まで一貫した診療活動を行います。運動器外傷の守備範囲は広く、脊椎・骨盤・四肢に関わる領域すべての診療に携わります。救命救急センターの特殊性を生かして、重度多発外傷・脊椎脊髄損傷・骨盤骨折・四肢開放骨折の治療はもとより、単発外傷や脆弱性骨折になどにも対応します。また、救急医療を必要とする整形外科疾患は外傷のほか、感染・腫瘍・炎症など多岐にわたり、なおかつ小児から高齢者まで幅広い年齢層が対象になります。専門分野のみに固執せず、医師として学んできた姿勢、整形外科医として培ってきた知識や技術、救急医療に携わってきた経験のすべてを生かして最善の医療を提供したいと思います。
Save life – Limit disabilityを目指して
救急医療の目標は患者蘇生のみならず完全社会復帰であるゆえ、生命予後と同時に機能予後も考慮した治療戦略が求められます。避けられた外傷死と外傷後遺症を回避するため、Save life – Limit disabilityを実現するためには、救命救急医と整形外科医が協力して診療に携わることが必要不可欠と考えています。外傷患者に対して一貫した診療活動を実現できているのは、初期治療や術後管理において救命救急医の協力体制が整っているためであり、救命救急科の外傷整形外科医は最適な環境下で診療活動に従事できます。初期治療から携わり、緊急手術による全身管理サポート、早期リハビリテーション、そして早期社会復帰の実現を目指して日々研鑽しています。
救急医療の躍進にむけて
外傷手術は整形外科の基本手技と言われています。しかしながら、損傷形態や全身状態は多種多様であり、実際の臨床では豊富な経験と迅速な判断力が要求されます。救命救急科は整形外科医の活躍できる場が広く存在しており、豊富な経験をもとに知識と技術の習得、ならびに迅速な判断力が培われます。外傷整形外科医としてスキルが向上するばかりでなく、救急医療に携わることで初期治療や全身管理のスキル向上にも繋がることが期待されます。その力を持って、一緒に救急医療の躍進へ貢献してみませんか?
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